鉄風(一話から三話まで)

太田モアレの『鉄風』が久々に俺の中で大ヒットしているので紹介。
マジ最高の漫画になるかもしれない漫画です。まぁ、三話までだと序盤の描き溜めた分だと思うので、三巻ぐらいまで読まないと分からないけど三話までは面白い。



あらすじ:全てに退屈な女子高生、石堂夏央。物心付いた頃から何でもそつなくこなし努力する人間が分からない。入部したバレー部でもそれは変わらず退屈な日々。そんなある日、満面の笑顔で格闘技部に勧誘している馬渡を返り討ちにしようとするが、



今までの感想:
尊敬する阿久田編集長の言葉を借りれば

『どうしようもないなぁ、「華」だけは。目が離せないというのか…、「見てしまう」という魅力は技術や理屈を凌駕する。そこには、残酷的なほど他の者との圧倒的な差がある。なるべくして作家になる必然がそいつにはある』

との一言です。
惰性で読める漫画は腐るほどあるけど、読ませる漫画は少ないです。
この漫画は決して絵は上手くないし、コマ割りの奇を狙ったものはありません。
しかし、読ませる何かがあります。
していうなら、主人公の高飛車で冷徹な心理描写が魅力かもしれません。
この作品だけの為にgoodアフタヌーンを購読したいと思います。
みなさん御一読を。


追記1.
鉄風の評価を作者でもないのにネット上で調べていたら、「格闘部分が適当とか、昔空手を習っていたがあの描写は無い」なんて言葉を見ましたが。(某サイトで龍が如く3の評価に「現実のヤクザはCIAと戦ったりしない」と書いていた事も含めて)
本当にあれですね。
「現実と仮想の判別が出来ないのかと」
ユーザーは漫画でもゲームでも映画でも、なんでもリアリティを突き詰めた作品を良しとするの止めたほうがよくないかい?
現実では出来ないからGTAは売れるし、エロゲーは売れるし、ハリポタは売れるんでしょ。
リアリティーなんて作品にはいらないんだよ。ドキュメントでもない限り作り手の妄想満載でオッケーだと思います。
面白ければそれで良し。面白さ第一主義。