本人vol.9

雑誌の表紙にデカデカと『ひろゆき』と書かれていても、書店ではあまり手に取るお客さんがいないのは、本誌でひろゆき氏自身が言っているように、知名度が低いからだろうなぁ。


そんな中、「ちょwひろゆきじゃん」と手に取り、ひろゆき氏ロングインタビューを読みました。
内容は、ひろゆきの過去から2chやニコニコ動画が出来るまで、訴訟問題やプライベートと多岐にわかり一つ一つを取り上げていくのは面倒くさいので、ざっと纏めた俺の感想で。


これは俺の主観だけど、ひろゆき氏ってなんとなく感覚で動くタイプだと思っていた。「面白い事を見つけたらまず実行!!」みたいな。(ニコニコ生放送での破天荒っぷりな発言を観てから)
でも本誌を読むと、ひろゆき氏なりの価値観(ロジック)を持っていて、仕事に関しては容赦なく損得勘定で動く現実主義者であることを知り、「この人ならそりゃヒット作出せるわ」と納得してしまう言葉が多い。
ひろゆき氏自身、自分は面白い事を考えられないと自己の無力を伝えている。2chはあまぞうのパクリだし、ニコニコ動画ドワンゴyoutubeにコメントを載せる技術を開発した社員を見つけただけだと語っている。ようは自分は何も発明していないと。


例えば、ある町の町長が町の真ん中の空き地に町のシンボルを作って欲しいと二人の建築家に依頼するとする。
一人の建築家は図面を引き、素材を集め、町を象徴する大きな彫刻物を作ろうとする。
しかし、もう一人の建築家は町を歩き回って、遊具を業者に発注し、空き地を公園にする。
なんとなく、ひろゆき氏は、後者ではないかと思う。町のシンボルはそこで遊ぶ子供や家族であると伝えると共に、人を楽しませる事を第一に行動する。


「面白ければなんでも良くて怒られたら謝ればいい。誰とでも仲良くなり、くだらない人間だったら付き合いをやめる」
そこら辺にひろゆき氏の強みを感じました。