悪夢探偵2
人の悪夢に入り込み悪夢を退治する悪夢探偵こと京一と、この世の全てが「怖い」と怯えてしまう母親と悪夢によって眠れなくなってしまった依頼人の話。
感想:
出だしから母親に「(あなたが)怖い」と言われて絶望のふちに落とされる主人公の図に滅茶苦茶怖かった。
その後も、塚本晋也らしいホラー描写が多くて、それを見ているだけでも怖いのだが。市川実和子さん演じる主人公の母の世界に怯える演技が怖い。もし、明日突然見るもの全てが怖くなってしまったら、俺もきっとこんな風に壊れてしまうのだろうと想像していたら身震いが止まらなくなった。
ストーリーのラストがホラー映画だと解釈して見ていた人には蛇足だと思われてしまうラストの為に、賛否両論が別れる終わり方だったが、そのラストを抜きにしてもなんかとてつもなく怖い映画だった。
ただ、俳優の声が小さく録音されている部分が多く聞き取りづらいシーンがあり、リモコンでボリューム調整するのが面倒くさかったぜ。
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