ベスト・キッド(リメイク版)

あらすじ:アメリカから親の仕事の事情で中国に引越ししたドレ(ジェイデン・スミス)が現地の同級生にいじめられ、そこを止めに入ったハン(ジャッキー・チェン)に弟子入りしカンフーを習う話。


感想:リメイク前の原作からベストキッドの原題って「The Karate Kid」で、原作はミヤギという日本人にいじめられっこのアメリカ人が空手を習う話だから原題は合っているが。今作ではジャッキー・チェンクンフーを習うのに「The Karate Kid」っておかしくないか。まぁ、アメリカ人にすればクンフーも空手も同じようなモンという認識でしょうかね。まぁ、空手のルーツは中国のクンフーにあるってバキに書いてありましたし、それなりには間違っていないと言う事でしょうか。
ストーリーは舞台を中国に変えて「ベスト・キッド」のリメイクと銘打っている割に原作とは設定からなにまで違います。そういう意味ではリメイクというよりも「ベスト・キッド5」と思ってみた方がしっくりくる映画です。
ウイル・スミスの実子が主役を演じているのですが、吹き替え版で観た為に声の演技は分かりませんが動きにとても気合が入っていてなかなか「親の七光りだろ」とは言えない演技でした。
ジャッキーも今までのコミカルで明るい役ではなく、影のある無精な役でそのジャッキーとどこまでも明るい主人公の対比。主人公に感化されて心を開くジャッキーがとても良かった。
気になった点は、
万里の長城で走りこみをするシーンに何の意味があったのか。、噂によるとジャッキーが出ると言う事で中国側から全面的な撮影補助が出たというから中国の宣伝の為かなぁ……。
序盤に出た金髪の少年(cv.高山みなみ)が本当に序盤のみの出演で*1彼の必要性って何?てっきり、中国に不慣れな主人公を助ける役。または敵道場の門下生だと思ったのに。
とにかく、第一作のベスト・キッドに比べてかなり真面目に作られていて2時間があっというまの作品でした。

*1:終盤に応援していたけど