久々に妄想しちまったぜ!

そんな世界線の話。

アイマス2が2011年4月に発売され、少数の不買活動と作品の不出来によって売り上げはメーカーの予想を反して激減。見事GWにはワゴンに居座った。ネット上の一部で囁かれた「アイマスは終わったコンテンツ」が立証された瞬間であった。
アイマスファンは世界に絶望し、世界の一部はアイマスファンを中傷し蔑み、世界の大部分はその事すら気づかず日々を生きた。


それから5年後。
廃墟と化したビルの前で老人は時が来るのを待っていた。5年前に託されたアレを返す為に彼らを待っていた。


編集者は悩んでいた。
担当していた作家が突然ペンを置くと言い出したのだ。彼はわが社が今一番押している作家であった。彼の作品はどれもが映画化やドラマ化され、来年には大きな賞の受賞が決まっていた。作家は原稿料や待遇に不満は無いと担当編集者を気遣ったコメントをしたが編集者は自身に何か手落ちな部分があったのではないかと悩んでいた。


先見の明とユーザーの要望が見えなかった製作会社。この業界では突然の退職はそう珍しいモノではなかった。突然蒸発したり、精神を病んで部屋から出なくなり出勤しなくなる者の話は一年に何度かある。そう考えれば、彼の行為は(この業界においては)とてもスマートなモノだった。しかし、近年稀に見るほどこの仕事に熱意を持ち続け、関わるプロジェクトも成果を出している彼がどうしてこのような行為をするのか不可思議だった。
「えーと、退職届。なんで急に?」
彼は、満面の笑顔で言った。
「急じゃありません。あの9月11日からずっと考えていました。そしてもう教わる事はありません」


小指の付け目に置かれた金属の冷たさ。
周囲は、そんな古いしきたりなんてやめろ。と声で制止するものの行為には打って出ない。誰もが他人事なのだ。5年前のあのときのように。男は力を込めて包丁を振り落とす。勢い良く飛ぶ小指と滴る血液。これでいい。この世界に入ったのはとにかく金が必要だっただけなのだ。金さえ手に入れば自分がどうなってもよかった。手っ取り早く金を得るには法を犯した行為が最短ルートだった。親父と慕った組長が地べたに転がる小指を拾い上げてまな板の上に戻し、小さい声でバカやろうと男を叱った。男は金輪際声がなくなっても構わないという気迫で感謝を述べアタッシュケースを掴み組を出た。


その日、一人のサラリーマンが仕事をやめた。
その日、某有名ミュージシャンのゴーストライターをしていた作詞家が家を出た。
その日、全財産の入ったバックを抱きかかえた無職の男が東京行きの新幹線に飛び乗った。
その日、5年前にライブを行ったアリーナを横目に元声優が東京に向かった。



その夜、廃ビルの前の老人は消えビルに灯が燈る。
翌日、そのビルには多くの機材が運び込まれ昼夜問わずそのビルから光が消える事は無くなる。




数ヵ月後、
某匿名掲示板、過疎ったスレに執着する奇特な男がスレッドに張られたアドレスをクイックした事によって事態は加速した。
ダウンロードされ続ける数十GBのプログラムを見た時、男は何かしらのウイルスだと思い溜息混じりにLANケーブルに手を伸ばした。しかし、そのプログラムの『THE IDOLM@STER3』という文字に男は躊躇した。ファンもメーカーも、誰もが忘れて、話題に出せば失笑を受け懐古させられる。5年前の遺物を模ったウイルスを作り、それをこんな場所に貼る酔狂な奴に付き合ってみたくなった。いや、きっと何処かでその根拠のないアルファベットの羅列を信じたかった。
数時間後、男は例のアドレスを匿名掲示板の至る所に張った。誰に批判されようともこのプログラムを知らせる事が己に使われた責務だと実感したのだ。
プログラムをダウンロードした誰もがその完成度に感嘆した。5年前にファンが願った『アイドルマスター2』がそこにあった。
プログラムは解析され、技術を持つ個人によってコスチュームやダンス・唄が追加されていった。アイドルマスターというコンテンツが再び輝きだした瞬間だった。



廃ビルから光が消えた時、ビルの窓にはガムテープで『765』と張られていた。


↑思いついてざっと書いてみた。

そんな感じの世界を俺を求めるぜ!!
つーか、こうゆう展開はカッコいいので誰かそんな感じのドラマを教えてください。
ワールドイズマインの後半でそんなシーンがあったような気がする。助教授が教授に辞表出してモンの元に駆け寄ったり、極道が腕を切るあの場面。完璧にパクっている。

宇多田さんの話。

朝ニュース観ていたら、ベストが同日発売で宇多田さんが不買活動をしている話が流れていて、宇多田さんのブログ読んだら、マスコミってブログの一部を取り出して『不買活動』と言っていてゲロが出た。
そりゃ、「買うな」的な文章は書いているけど、「買うな」ではなく「買う必要ないよ」じゃねーかよ!!ニュアンスが違うじゃん。
コメンテーターの「どっちにしても印税は入るんでしょ。これで話題になれば、買うな買うなといわれるほど買いたくなる」の言葉にぐうの音も出ないよ。

スト魔女の話(番外編)

スト魔女アラカルトを買いました。
野上さんのアフ魔女が読めると聞いて。
いろんな作家がスト魔女を書いているのですが、書き手によって「そりゃねーよ」から「ほうほう」まで。作品ごとに楽しめますよ。
お買い得というほどいい作品は多くなかったので(個人的に)TSUTAYAのコミックレンタルで!

ヘルシングの話

ヘルシングブルーレイBOXを買いました。
TVシリーズの?
えっ?そんな作者が即売り決めたファッキンなアニメ知らないよ。
OVAの1〜5までが入っているブルーレイBOXです。
再編集されて作画も随分書き直されている模様です。DVDはレンタルで観たので覚えてない。
4枚目の上映会コメンラリーを観ると変わっている事が分かります。
詳しくはまた今度書きます。