GANTZ PERFECT ANSWER

あらすじ:加藤の犠牲によって辛くも勝利したガンツチーム。加藤を取り戻すべく100点を目指して星人と戦い続けるのだが、あるミッションにて一般人がひしめく電車の車両に転送されてしまう。一般人に見られたままの中、襲い掛かる黒服星人と戦う羽目になり。


感想(ネタバレあります。まどかのネタバレもあります):原作自体が行き当たりばったりで、現在連載している話だって宇宙戦争みたいな話になっていてどう収集つけるのか分からない状態なのですが、映画もそれに負けず劣らずの散らかしっぷり。話は前半に黒服星人(原作で言う所のホスト侍の仲間)とガンツチームの戦いが中心にガンツに派遣された人間によって虐殺された星人の復讐。後半はガンツチームの裏切り(ココらへんはタエちゃんターゲット編)で出来ています。終わりを『タエちゃん助けて加藤生き返らせて「俺たちの戦いはまだ始まったばかりだ!!」』にすればよいモノを、サブタイの「パーフェクトアンサー」を気にかけて監督は本当に最後に話を終わらせます。漫画家でさえ終わらせていない話の内容をかなり強引に終わらせます。
終わらせ方は、衝撃のまどかマギカオチです。

たまたまとは言え、主人公が世界の一部になることによって世界のルールを変えるという同じ終わり。主人公は大満足だけど、残された人間達は、仕方なく日常を生きるという「押し付けられた平和」ENDでした。
この映画のうたい文句が「映像化不可能と言われた“残されたカリスマコミック”2部作で待望の完全実写映画化!」なのですが。この漫画が映像化不可能な点は、ビジュアルの凄さもあるけど、真の部分は内容が実は薄く、漫画家がネタを思いつく限り終わりが無い。点だと思う。そこに気付いて企画段階で止めるべきだったのでは。