少女たちの羅針盤

あらすじ:映画の撮影の為に地元に帰ってきた大物女優は、地元の皆から幻の女子高生劇団「羅針盤」の話を持ちかけられる。そして、羅針盤にその女優が所属していた事、羅針盤のメンバーが死んだ事。誰も知らないはずの問題をみんな知っている。女優は当時の事を思い出しながら……。


感想(ネタバレ含む):
物語は女優が地元に戻ってくる現在よりも、劇団「羅針盤」を立ち上げて、試行錯誤しながら成功していく女子高生達の過去の話がメインのサスペンスというより青春モノ映画です。もちろんサスペンス要素はあるし現代の話では主にそのサスペンス要素で出来上がっています。あまり期待しないで軽い気持ちで観たお陰でそれなりに面白く。(けいおん知識は皆無だが)なんというか、女子高生の4人組が一つの目標目指して頑張る。きっとこの映画の音楽バンド版がけいおんなのだろうと。ぼーっと観ていました。
悪い点は、過去の話があまりに在り来たりな展開ばかりでちょっと退屈でしたね。リストカットとか、映画祭で優勝逃して抗議に行ったらやらせだった事を知るとか、そうゆう使い古された展開と言うのが捻り無く入ってくるのが苦笑でした。まぁ素直なストーリーとも取れますが。
良かった点は、あれだよね。「安易な優しさは相手を傷つける」って事を何度かアピールしているのが「女子高生という若者の癖にやるじゃん」と思ってしまったぜ。

レンタルDVDでいいと思います。
映画館でもブルーレイ上映でしたし、あれってチラシに書いてあったのだがあえて『今作はブルーレイ上映です』なんて教える必要あるのか。おれはてっきり今の映画館なんて全部ブルーレイかパソコンの映像ファイルだと思っていたが。ちゃんとまだフィルム上映してんのかな。