REC

あらすじ:消防士の密着インタビュー中に飛び込んだ、ゾンビが現われたマンションに軟禁されてしまった住民と消防士とレポーターとカメラマンがマンションから抜け出すために四苦八苦する。


感想:
消防士密着番組の形をしたモニュメンタリー作品。
序盤の10分ほどは本当にただ消防署で消防士をインタビューするほのぼの番組なのだが、深夜の通報から目的のマンションに到着すると住民はビルの上階にて住民の女性が奇声を上げて暴れていると不安に怯えていた。先に駆けつけていた警察官と消防士、レポーターは意を決して上階に向かうとそこには全身血まみれの老婆がいる。
人を驚かすタイミングが上手くてカメラを通した映像のみなのだが飽きずに観れた。
軟禁されたマンション内を駆け巡って脱出を目指す序盤とゾンビに追われて逃げ惑う後半、どちらも楽しいのだが75分しかない短い映画なのであっと言う間に終わり、ゾンビの謎は断片的に紹介されるが結局は分からずじまいでそこがちょっと不満だった。
それにしても、「フランケン・ふらん7巻」に於いて、主人公がゾンビ映画の本質は「人間狩りと虐殺」と説いていたが。
さっきまで人間で助け合っていた人が次のシーンでゾンビ化して襲ってくると悲しみながら頭をトンカチで砕く消防士がいい味出していたなぁ。

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