ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い

あらすじ:結婚式を二日後に控えたダグは「独身さよならパーティー」と称して、友人のフィルとスチュ、花婿の弟アランの四人でラスベガスに遊びに向かう。
翌朝、目覚めると記憶を失い、ホテルの部屋は荒れ果て、浴室には虎。クローゼットには赤ん坊、スチュの前歯は一本無くなり、ダグが行方不明になっていた。三人は翌日に控えた結婚式の為にダグを探す為に昨晩の記憶を遡る。


感想:
一晩、酔っ払ってラスベガス中で暴れまわった男達が素面で自分達の凶行を振り返り、その現場に出向いては謝ったり、驚いたりするコメディ。「なぜこうなったのか?」「ダグはどこに行ったのか?」という結果から過程を探し出す推理要素もあるのでただの馬鹿コメディだけではないのが物語にアクセントを入れていて良かった。
後半のダグを救出する為の粗稼ぎのシーンがやや駆け足だったが、その後の展開がハッピーエンドに持っていくのではなくもう一波乱起こすというので納得。終盤の結婚式に向うシーンにおいても、ただ時間通りに式場に向かう激走する車ではなく衣装チェンジなど、微笑ましいシーンを入れるのも良かった。
下品なシーンもある上質なコメディ映画でした。

随所で「あるあるあ……ねー………やっぱ似たような過去がある」の連続でした。浴室に虎はありませんが。昔、知人のアパートの横の空き地に道路標識が刺さっていて、知人に「空き地に道路標識があるが?」と訊ねたら、酔っ払った知人の知り合いが標識を持ってきたから、標識を空き地に投げた。ときいた記憶を思い出しました。今もあるのかなぁ……。