ドラゴン・タトゥーの女

監督がデビット・フィンチャーときいて、思春期をアイツのセブンとゲームでボコボコにされた俺としては居ても経っても居られず映画館に飛び込んだ。
簡略的に感想を述べるなら「金田一ちっぱい

あらすじ:
実業家の不正を暴く記事を書いたが、それが名誉毀損になって逆提訴を食らった記者と気性は荒いが、調査能力と情報処理能力が速い調査員が、湖の真ん中に浮かぶ島で起きた少女失踪事件の謎を追うサスペンス。


感想:
物事を推理して、その推理を信じ過ぎて行動してしまう記者と、物事を情報を集める事でしか理解できない調査員の二人が助け合い謎を解くのだが、そこに至ると答えは30分くらいで解ける。しかしこの映画は2時間くらいあるので、その30分まで何をやるかと言うと、調査員の現状が描かれる。(同時刻、記者は湖の小屋で謎解き)その描写がデビット・フィンチャーらしい暴力的描写が多いので、上品な方には辛い部分がある。上品な両親は「気持ち悪かった」と感想を述べていたが、思春期にスパゲッティーが山盛りになっている皿に頭を突っ込んで死んでるデブの死体をみせられた私は、ずいぶんちょろいものでした。やはり監督を知ってから観る事を推奨します。デビット違いでデビット・リンチと勘違いしていけば、リンチは何とち狂って普通の映画撮ってるんだよと怒りにもあるでしょうからフィンチャーである事を忘れずに。デビッド・クローネンバーグと勘違いしたら?しらネーよ。デビットって名のつく映画監督ってもう一人有名人が居たと考えていたら、スキャナーズ観てないので後で借りなくちゃって思い出したわ。
作品の感想。
サスペンスの金持ち一族の謎を探偵が推理するって、金田一耕介しか思い出せなかった。だから金田一
ちっぱいは、その調査員の女がやたらと服を脱ぎだすので裸体を拝めるのだが、まぁネタバレをすれば濡れ場もあって、現代のAV業界と逆行する荒いモザイクなんかも観れて、その荒いモザイクが妙に笑えるのだが。その裸体に描かれるちっぱいちっぱいっていうともうまな板!ミラジョヴォヴィッチ!!如月千早!!!って感じですが、アイマスで言うならやよいくらい。年齢的にヤバイ、調査員の年齢は23歳の設定だぞ。俺はロリコンじゃない。
まぁ「エロ観たいけどエロ本買いに行くのは恥ずかしい」って中高校生は観に行けばいいじゃね。後、移民の歌が聴きたいって奴。

面白いけど、調査員の(身体的な意味も含めて)報われないっぷりが半端無いので調査員に同情してしまった。でも、ラストの調査員って、完璧に入社二年目で妻子持ちの上司と付き合った20代前半の女そのものだったよな。