全部嘘記事。真実0%の話

エイプリルフールらしいから嘘書くわ
全部嘘だからなんの責任も感じられずに言いたい事だけ書けると思うと気が楽で楽でたまんねーよ。

最近観た映画

麻薬って怖いね。っていうテーマで思えばアレがうしじまくんの原点だったんじゃないかと思えてくる薬物の危険性を伝える内容の高校時代に体育館で見せられた再現映像のアメリカ版。

  • 3DAYS

無実の罪で投獄された妻をプリズンブレイクさせる為に努力する愛妻家の旦那の話。旦那が何もかも捨てて妻の為に努力しているというのに、妻は自分勝手に手首切って自殺未遂したり、子供と一緒に逃げられないとなくなく告げたら走っている車から投身自殺をしようとしたりと妻にイライラする映画。悪い出来じゃない。妻以外は。

  • 4DAYS

3DAYSと同時にレンタルしたが、深い意味は無い。借りた後に気づいたくらい。内容はアメリカのどこかに核爆弾を設置したテロリストを尋問して爆破期限までに設置場所を聞き出そうとするサミュエル・L・ジャクソンの話。予告で面白そうだと思ったらただのグロ映画だった。拷問するサミュエル・L・ジャクソンに対して拷問反対の女性がもっと対立すればいいのに。なんか拷問ばっかりでつまらなかった。考えオチなので「これで終わり?」とスタッフロールを眺めていた時に「あぁ、そうゆうことか」となるので注意。

  • ウワサの真相

二度目。やっぱ面白い。今で言うところのステマ物語。対立候補ネガティブキャンペーンを行わずに、大統領の好感が上がるような物語を仕立てるのが良いよね。

  • ラビットホラー

清水崇監督にもうあまり期待していないが、いい加減富士急との関係を断ち切ってただの幽霊を扱ったホラーが見たい。変化球はもうお腹一杯なので「呪怨3D」作ってください嘘です。「貞子3D」だけで十分です。「貞子VS伽椰子3D」なら是非!!

ももいろクローバー

『Z伝説』のPVを最初に見た時に「あー、今流行りのアキバ系地下アイドルねぇ、変な歌。水木一郎さんなんで?」ぐらいしか記憶していなかったんだですが。モーレツ宇宙海賊のOP&EDで途轍もない歌を歌っていて(特にOP)、気になって他の曲を聴いていたらどっぷり嵌ってしまった状態です。OPのどの部分に触発されたかと言いますと、まずにあの歌唱力。ぶっちゃけ勢いで一撮りしたかのような歌い方(もちろん一発撮りではありませんし、上手く歌うとNGが出たらしい)。
話が逸れますが、アニマスを全話観て、思っていたよりも感動しない自分がいたんですよ。もっとこう魂が揺すられる衝撃があるのか思っていたら、思っていたよりも普通な精神状態でした。いや、千早の過去うんぬんや春香さんの苦悩なんかは凄く良かったんですけど、ぶっちゃけ2クールようは半年かけて売れないアイドルがプロデューサーと共に成長していくというプロセスが上手く働いていないように思えたんですね。1話の歌と24話の歌のレベルが同じように思えたんです。彼女達の歌は凄く上手いんですけど。上手い故に売れていないアイドルっぽくなく。作画が素晴らしいせいか、こう「素人臭さ」や「泥臭さ」というダメな部分が見えず。なんか、おざなりに24話が終わって「ライブ成功しました」みたいな。納得はいくけど面白味が無かったんです。個人的に。
ようは、下手な歌が聴きたかったんだと。おっと語弊があるな、正確には歌唱力ではなく目の前のファンに気持ちを送るための歌が聴きたかったんだと。そう、ももクロを聴いていたら気付いたんですよ。例えば、以下のモーレツ宇宙海賊のOP「猛烈宇宙交響曲・第七楽章『無限の愛』」のライブ動画をご覧ください。

どうでした。歌というか叫びに近い場所があるでしょ。マイクが拾いきれずに声が割れている場所があるでしょ。
でも、このダンスでこれだけ歌われると聴いているファンはみんな「あー俺達に歌っているな」って思うでしょ。まぁ彼女らはそう思って歌っていると思いますが。
アニメと現実を混ぜたらヤバイ人ですが、ようはアニマスにはこの熱がなかったんです。そしてももクロにはそれがあって、「努力なんてうぜぇ」なんてすかしているヤツや、「はいはいCD流して口パクです」と余裕かましている奴の横っ面をひっぱたき、「どうぞご自由に、でも私たちはコレで行くんで」という唯我独尊。いい意味で硬派なレディースみたいなグループだったんですよ。しかし歌は真面目な曲よりもネタ曲が多く肩肘張らず聴いているだけで楽しい。
いろいろあるんですが、アニメとかドラマでアイドルが歌っていたら途中で機械トラブルがあって伴奏が止まるっていうシーンあるじゃないですか。驚きつつもアイドルはそのまま歌を歌い続けて、演出次第では伴奏が復活したり、アカペラで歌い続けるんですけど。これを実際のアイドルライブで観た人っていますか。俺はライブとかあまり云った事が無いのでドラマ・アニメでよくある展開としか記憶していませんでした。そんなよくある展開が実際に起きた時の映像を昨日見たんですが、もう感嘆するしかなかった。ドラマやアニメでは見た事が無かった。実際に起こればやるしかない手段なんだけど、彼女達は間奏を歌ったんだよ。歌詞がないからリズムを「チャラチャラ」とか「トゥルトゥル」って。それに呼応してファンも歌いだして、もう凄かった。
そんな感じでももクロを聴いています。

シンフォギア

12話までの話です。
シンフォギアって何?って奴は黙ってブラウザを閉じてOK。
ここからは適格者達に贈る。
何処で知ったかというと、ニコ動のランキング上位に上がっていただけなんだ。水樹奈々高山みなみのW歌姫の饗宴とか全然知らないで、ただ目に付いたから観た。それだけなんだ。
なんの気負いも無く観たからかも知れないが、第一話の衝撃は半端なかった。
上記で『アニマスには歌唱力ではなく目の前のファンに気持ちを送るための歌が聴きたかったんだ』と書いたが、それがシンフォギアにはあった。展開が急だし説明足りないし悠木さんが他と比べて歌がアレだけど。「熱意」があったんだよ。昔のガイナのような「俺の面白いと思う展開を全力で描く」っていう悪く言うと同人作家みたいな心意気・我儘があって、そこがもう最高にカッコよかった。
そして、回を増す毎に「次はどうなるんだろ…」ってワクワクして「こうなるだろ」って予想した展開の2倍は上に行って、付いていけない視聴者はドンドン振り切って、宇宙を目指すロケットみたいに加速していった訳ですよ。そこら辺は響のセリフ「最速で!最短で!真っ直ぐに!一直線に!」が実に合う。
そんなシンフォギアを観ながら、私が冷静に思っていたことは、このアニメのジャンルはなんだろう?と。
最初は少女が変身して化け物と戦う訳だから「魔法少女モノ(武闘派)」だと思った。悠木さんはまどかを演じていたし、水樹さんはフェイトを演じていた。その予想は最初に思いついた。しかし、魔法少女モノだとしたら、主人公に従者(キュウベェとかユーノとかキャンディ)がいない事、主人公がステッキなどの武器を使わずに拳で戦う事がなんとも不思議だった。第二話の終わり、響と翼は行き違いから戦わなければいけなくなった。そこで私はこれは仮面ライダー戦隊シリーズのようなモノだと考えた。主人公達は自衛隊の組織に属している。響が拳のみで戦う事は実にライダーっぽい。ライダー同士のバトルなどは平成ライダーの前期よく観た展開だった。ノイズのみが敵だと思っていたら敵として同じ奏者であるクリスが出てきた時もそう思った。しかし、主人公達は『絶唱』と呼ばれる周りの敵を一掃出来るが自己に多大な負担が掛かる自爆技を持っていた。これはタイマンを主体とするライダーや合体技を持つ戦隊モノには無い技だった。その出力元の分からない広範囲技は『魔法』のような印象を持った。
魔法少女モノ」か「戦隊・仮面ライダーモノ」か。「カテゴライズとは人類が起こした最大の愚行」と新井英樹が漫画で語っているが、それでも自分の中でどちらかのポジションに置きたかった。
最終回を観たら、答えは変わるのかもしれないが、これは現状の答えとして記述する。
アニメーターの角銅博之さんがシンフォギア最終回を観た感想としてこんなツイートをしている。

セーラームーンからプリキュアに至る戦う魔法少女にそれでほんとにいいの?と疑問符をつけたのがまどか☆マギカで、いいのだ!面白ければ!と回答したのがシンフォギア、と思ってます。それを証明するために全力で思いついたこと面白いこと熱いこと全部叩きこんだと。

TVシリーズエヴァンゲリオンが流行ってEOEが上映してまごころを君にが流れた後に何が残ったのか。私個人の意見は、エヴァの後は観るアニメどれにも欝展開が溢れていました。「気弱な主人公がウジウジしながら悩んで結局世界に振り回されて敵を倒す」そんな印象のアニメばかりだった記憶があります。あの時のエヴァブームは凄いものでしたから、二匹目の泥鰌を狙った作品が多かったです。そしてまどマギが流行って、フットワークの軽いエロゲ会社が我先にとまどマギを模倣したエイプリールネタを使い始めた時点で、「あーまた、当分まどマギみたいな作品で溢れるのだろうな」と嫌な予感がしました。まどマギ放送から一年くらいが経とうとしていて、シンフォギアのビジュアルを観た時にその予感は的中したと思いました。しかし、12話まで観てこれは違うと。もっと言うと、まどマギに対する強烈なカウンターではないかと。この時期にまどマギと同じ声優をキャストして、まどマギで投げられた問い。「純粋さは罪なことなのか?」を学問に頼らず、多くの言葉を用いず、数式を引かず、ただ「純粋さは大事」と答えたように思えました。
暫定でシンフォギアは「魔法少女モノ」だと私は理解しています。従者は司令です。笑う所ではなく、「主人公を導き、時に助ける。不思議な力を持っている」これが従者の定義だと思うのですが、司令には見事に当てはまりました。まぁ従者というよりはかなり前に出ていますが。響が徒手空拳なのは、劇中でも語られますように「人と人とを紡ぐ」為。アンカーやデュランダルがありますので完璧な空手ではありませんし。
スタッフが、キャストが、真似ず、拗ねず、ただひたむきに『最速で最短でまっすぐに一直線に胸の響きをこの想いを伝えた』結果がシンフォギアだと。例え世界に理解されずともシンフォギアの行為は、私の中で劣化まどマギの量産という悪夢を打ち砕いてくれたモノでした。いやはや天晴れ。


余談
BD一巻買いました。
今までネットブック+ニコ動という環境で観ていたので、今の50型液晶TV+BDでは雲泥の差でした。
作画も直っている場所があって、特に遺影や響の覚醒シーンなんかは凄く変わっています。特典は一話で奏が戦闘中に歌った『君ト云ウ 音奏デ 尽キルマデ』のCDや先行上映会でのトークショーなど盛り沢山。
なにより安い!角川価格じゃないから。

放送終了後もいろいろあると知ってしまったので二期を期待しつつ全巻揃えるぞ!!
クリスのキャラソンを買ったぞ!
全体的にキャスト的に考えれば当たり前だがキャラソン売れすぎだろ!!なぜ奏を単品で出さなかったんだよ。





最後に
今日はエイプリルフールだから全部嘘だ!
嘘記事で残念だったな!!