劇場版コードギアス亡国のアキト 『第一章 翼竜は舞い降りた』

あらすじ:
日向アキトは最悪の戦場にいた。
ブリタニア軍に包囲されたユーロピア共和国連合(E.U.)132連隊を救うためのナルヴァ撤退作戦。
ナイトメアフレーム・アレクサンダに取付けられた自爆装置と、 カミカゼをあてにする無能なwZERO部隊隊長によって死んでいく仲間。
アキトは、その逆境の戦場で終わるあてのない戦いを繰り広げる。
そして誰もが部隊の全滅を予想した時、wZERO部隊参謀レイラが動く…。(公式より)


感想(ネタバレ無し):
時代設定は、TVシリーズルルーシュが仮面の男ゼロになってブラックリベリオンを仕掛け失敗しスザクに捕まった。(TVシリーズ一期の終り)
場所は、日本から大きく離れ、舞台はヨーロッパ。
戦争による死傷者を国民から出したくないEU政府は、ブリタニア帝国の進攻に対して、非国民である11(旧日本人)で結成された特殊部隊『wZERO』を戦場に投下した。


上映前に、この作品の監督が谷口監督でない点や、TVシリーズから大きく離れた新キャストで望むストーリーにかなりの不安を覚えていたが、始まってしまえば、それは本当にコードギアスであった。
自意識過剰まっさかりにカッコつけて月に向けてグラスを掲げ「私が世界を壊しましょう」とか言う主人公アキトを観たときなど。
ルルーシュさんっぽい!!もうちょっとプライドが高まれば次世代型ルルーシュになる!!!
と観ていてワクワクが止まりませんでした。
アキト以外にも、野心に燃えるキャラが多く登場し策略をめぐらします。もちろんコードギアスの一つの特徴である。特殊能力ギアスもちゃんと登場します。
また、TVシリーズでもナイトメアでの戦闘はスピーディでしたが。今作では3DCGによるナイトメア戦闘となっており、他のロボットアニメとは比較にならない嘗て無い素早い戦闘が観れます。かなりカッコイイです。


上映時間が50分と短いですが、自分が行った映画館では特別価格1200円でしたので。迫力ある戦闘を大画面で観れたという点では特に不満はありませんでした。
オレンジは出ませんでした。



感想(ネタバレ有)
徹底的に日本人の扱いが酷く、映画を通して古今東西存在する人種問題を日本人を使って投げ掛けようとする演出に見えましたがどうなんですね。
レイラが祝賀パーティーに軍服で来て兄弟に馬鹿にされていましたが、あの服が軍服な自体どうなん?
おっぱいを強調する前のめりな騎乗スタイルで多くの若者を誑かせたカレンさんを継ぎそうなアヤノ。
コイツ早めに死ぬ気がプンプンするユキヤ。
ロボットアニメにおいて「シン」と名の付くキャラは大概どうしようもない感じになるのでシン・ヒュウガ・シャイニングは頑張って欲しい。まぁ、たぶん頑張るのだろうが。アレだから。
後はWZERO部隊のオペ子達が可愛かった。
EUが独自開発した新型ナイトメア「アレクサンダ」の四速歩行と二足歩行の切り替えや、トンファー(?)など魅力的でした。


後は、もう予告だよね。
予告でスザクとCCが出てきた時の高ぶり。
そして『第二章2013年春上映』という先の長い予告をされた時のテンションの下がりっぷり。