デビルサマナーソウルハッカーズ 3DS版
あらすじ:
パソコンと電子ネットワークで管理された街、天海市。そこで暮らす主人公はハッカーグループ『スプーキーズ』属していた。ふとしたきっかけで手に入れた拳銃型COMPのパスワードを解いてしまった主人公。そこに封印されていた悪魔が幼なじみに憑依してしまう。
感想:
1997年にセガサターンで発売された作品を一部3D表現をいれ、3DS特有の二画面に対応し操作性を上げ、読み込みスピードを上げ、キャラの声をモブを含めてフルボイスした作品。すれ違い通信に対応し新規悪魔の召喚も出来る。
メガテンシリーズの中では97年版から言われていたが難易度は低い。初心者でもとっつきやすいと思う。
30時間くらいで本編はクリアし、隠しダンジョンでは、敵が強いもののそこに点在するボスは性能が偏った奴ばかりなので、そこにあわせた対応をとれば簡単に倒せる。最後の蝿の王は少し辛い。
自身はSS版しかプレイしていなかった為にPS版で追加された*1EXダンジョンは初めてプレイしたが、ダンジョン自体は短くダンジョンというよりも知覚ゲームっぽい出来である。6つあるダンジョンはボスの強さがピンキリなので秘剣ヒノカグツチで1ターンキルできるボスもいれば、先手を取られれば負けが確定するようなボスもいる。*26つのダンジョンクリア後には葛葉が登場する。
上記したが、これはSS版の3DS移植ではなく、PS版の3DS移植なので、2週目には○○生存ルートも存在する。
プレイ中は懐古しながら楽しんでいたので盲目的になっていたが。もしこの作品を全く未見の「私ってペルソナ大好きなんですよねー(そこで示すペルソナは3・4)」なんて黄色い声を上げる女学生が手に取った場合、たぶん辛いと思う。
なんせ今から15年も前の作品だし、ペルソナシリーズに比べて戦闘に参加する人間は2人で悪魔はレベルが上がらない。継承システムのかなり適当である。悪魔は言う事聞かない。会話システムも15年前と同じだから流行ネタが古い。途中で入るムービーが汚い。
そこら辺は耐えてください。
それでも、やはり名作の名高い出来だったソウルハッカーズだけにストーリーは最高。今でそこ当たり前に存在する電子マネーやネット通販・仮想都市・廃人なんかをいち早く取り入れているその先見の明は素晴らしい。SS・PS版で一番ネックだった読み込みスピードの上昇やマップを常時下画面に出す2画面性能は操作しやすい。
そこらのムービーだらけで主人公が「俺が俺が」叫び続けるだけの糞RPGやるくらいなら是非。
- 出版社/メーカー: アトラス
- 発売日: 2012/08/30
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