ショーン・オブ・ザ・デッド

あらすじ:ロンドンの家電量販店に勤める冴えないショーンは、その無気力で煮え切らない態度ゆえにガールフレンドのリズから振られてしまう。意気消沈したショーンだが、翌日起きてみると街中にゾンビがあふれていることに気づき、母親とリズを助け出すため居候のエドと共に奮闘する。(wikipedhiaより)

感想:
ロメロの『ゾンビ』のパロディ映画だが、ゾンビ映画としてクオリティが高かった。
世間の評判の良さも頷ける作品。
まず、ゾンビが蔓延するまでの工程がかなり丁寧に撮られており、折々に伏線を入れ込めている事が日常からの非日常へと流れる世界の移り変わりが実に上手い。
コメディなので主人公達は常に明るいし、ゾンビがうろつく終末の世界をアスレチックで遊ぶ子供みたいに駆け回りゾンビをぶん殴っていく。
もちろんゾンビ映画お決まりの展開はちゃんと用意されているし、シリアスなシーンも軽く存在する。ゴアシーンもある。
誰もが一度は考える「朝、ゾンビの世界に成っていたらどうしよう?」という馬鹿げた妄想を綺麗に映画に落とし込んだ秀作だと思う。