紅白歌合戦(ももクロ)

「どの曲を歌うのか?」
歌う曲がメドレーと発表があり、ファンの心中に渦巻くのは念願の紅白でどの歌を歌うのかというシンプルながら、彼女らの今後を決定付けてしまう難問への予想だった。
多くの者が様々な予想をしたが、一貫して唱えたのは「怪盗少女が来れば勝てる!」という見解である。
「勝てる」とは何か、何に対して勝てるというのか。
白組に、裏番組に、他のアイドルに…。
否、ファンは目線の先はそれら平面状に点在するものではなかった。
勝てるとは、紅白に対してである。

ももクロのリーダー百田夏菜子が2012年氣志團にて叫んだ
One Night Carnival』の替え歌。
ももクロになった事に意味なんてないんだよ」
「ただ少し可愛かったからかな」
「行こうぜ紅白の向こう側!」
そうなのだ、夢だった「紅白出場」がいつしか「紅白の向こう側」へと変わっていたのだ。
紅白の向こう側、つまりは紅白を越えなくていけない。
結果的に、メドレでは『サラバ、愛しき悲しみたちよ』と『行くぜっ怪盗少女』のメドレーであった。
予想は大きく超える、現実は平凡で単調であるがTVの中ではソレは常識ではなく、彼女達とスタッフの思考に常識という言葉は存在しない。
『行くぜっ怪盗少女』の歌詞は6人verとなり、アカリと叫びカメラを指差す5人がいた。
翌日、初日の出に照らされながら元リーダー高城れには言った。
「見るな!作れ!向こう側!」
どうゆう意味だが良く分からないが、彼女達の戦いは当分続きそうだ。


最高だった。
ももクロファンでない人は、近所のももクロファンに「紅白のアカリってダレ?」と訊くと、ニヤニヤしながらももクロの歴史と紅白の演出について語ってくれるから、そこで内容を知るんだ。
だから、俺は詳しく書かん。
客席でコールを叫んだモノノフは偉い!
細川たかしぃ↑↑も良かったよ。アレで笑いを掴んで本番は実によい構成だった。


今思うと、6人verが再販されたのが伏線だったのかもしれんねぇ。
次の目標が今夏か5年後に国立競技場。
ファンからすると余裕に感じるけど、どうなるんでしょーねー。