沈黙よ、去りな。

先日バレンタインと言うイベントがあったらしいが、俺んちは田舎だからその習慣が届いていないらしく特に何も無かった。いや、何も無かった。


TV

ももクロin the 徹子's room』
月曜日にももクロ徹子の部屋に出演したよ。
田舎の祖母の家に久々に行った孫みたいな会話だったよ。
ももかのフィリップ芸が誤字だらけでテンパっていた事がうかがい知れた。
そりゃ祝日の全国放送の初登場で「アイドルなのに声が出ません」って知らない人が観たら「なんだそれ?」だもんな。声の治療だから仕方ないんだけど。
後は、全国放送はかなこが大体流れを作っていく事が多かったような気がするので、しおりんがテキパキと対応している姿が新鮮だったわ。
あーりんとれにちゃんは、マイペースだったな。

ラブライブ5&6』
ニコ先輩*1がキャラクターとして物語として美味しいポジションで登場したので、ラブライブが大好きになり上腕筋に「ラブライブLOVE」の略語と成る『愛生愛』と安全ピンと墨汁で刺青を刺したら、「豊崎ファンの方ですか?」と道端で誘われたので「へいじゅ〜♪」と行って逃げた。

閑話休題
アニメに限らず、映像作品を観る上で何を一番重視するかは人それぞれだと思うが。
私は根本的に「シナリオ」と「新しい取り組み」だけに注目してみている。
役者の演技や作画、映像美などは評価しない訳ではないが二の次である。
そして、ラブライブ
登場時から「アニマス*2の二番煎じ」とレッテルを貼られたこの作品は、一話から光るものがあったものの私個人の評価としてはやはり「アニマスの二番煎じ」であった。
もちろん、ラブライブアニマスは全く違うものである。
アニマスは貧乏アイドル事務所に所属するアイドルとプロデューサーの物語。
ゆえにアニマスはアイドル達がトップアイドルを目指す「アイドル成り上がり物語」であることに対して、
ラブライブはスクールアイドルになって母校の廃校を阻止しようとする。学生がアイドルを目指す「目指せ、アイドル物語」なのである。
一話の時点でファンが少なくてもアイドルであるアニマス
一話の時点では、アイドルに成りたいと思うだけの学生であるラブライブ
ソコが大きく違う。
もうちょい言うと、アニマスは全体の大半のシナリオが765プロに所属するアイドル達をアニメから入ったファンに紹介する事が目的に作られているが、ラブライブはアイドルユニットを結成して廃校阻止を目指しているので、そこも違う。
そんなラブライブ。なぜ5話から私の評価が上がったかというと、それはやはり5話でニコ先輩が主人公らに忠告する。
「あんた達、ちゃんとキャラ作りしているの?」
この一言である。*3
現代アイドルグループには、欠かせない要素。それは「キャラ作り」!!
アイドルも人の子。マスメディアとインターネットによってファンに好かれやすいキャラクターを演じている可能性を否定できなくなってしまった。また、昭和アイドルが語る「TVじゃ彼氏いません、って言ってたけど当時から同棲していた」などの暴露トークは当時のファンと現在のアイドルファンを大きく揺らした。もちろん「○○ちゃんは違う!う○こはしないお菓子が出る!!」等と盲信し昭和アイドルと文春に中指立てる不動のツワモノも存在する。
そのアイドルのTVと楽屋の二面性を、ネタもといキャラクターとして、ギャグもとい個性に出来ないかと考えたのが「キャラ作り」である。
あえてブリっこキャラを演じる事によって、ファンに個性を植えつける。
新人アイドルは兎に角お客さんに印象を付ける事が第一目的で大体「今日は名前だけでも覚えてくれたら嬉しいです」をよく言う。
もちろんキャラ作りとは、ブリっこだけはない。身体能力・声量などのアイドルとしての本分から極度の怖がりや偏食などのバットステイタスさえキャラ作りとして使えるのだ。
そう現在のアイドルでは当たり前のテクニック「キャラ作り」を、アニメで紹介し強要するシーンを入れたラブライブはアイドルを目指す少女たちを現実的に描いていた。
そこに痺れる!憧れる!!さすが花田先生だぜ。
アニマスはゲームで映えるように個性の塊みたいなアイドルばかりだから、キャラ作りをアニメ中にやると「ちーちゃんはそんな事言わない。ゼノグラシアか!?」と既存ファンが暴動するのでやらなくて正解。


最後に、今ラブライブが熱い!

余談。
BGMが意外と良いよな。
声優の演技なんて、お前初期のアイマスの春香さんの歌声聴いても同じ事いえるのか?
そもそもアイドルアニメは声優の成長も見所の一つだろうに。

閃乱カグラ6』
連携忍結界…。
来週には大道寺先輩出てきそうだが…。
そろそろ勘の良い奴は気付いているな。
「大体雲雀のせい」だと言うことに。

サイコパス 16&17』
ヘルメット殴打で気絶した槙島が、本投げからサイボーグへの奇襲をかけていた。
未来のヘルメットと紙媒体は凶器
シビラシステムの中身が分かったが、このアニメが始まって多くの視聴者が「アレじゃね?」と想像して「いやいや、それはあまりにも安直。もうちょい捻るか」と捨て去った選択肢でしたね。

『ロボノ 16&17』
16話の驚きの展開にワクワクしたらプレイ済みの方から「シュタゲで言うまゆしぃの所までやっときたか」と教わり。二倍!二倍!!
17話。もう格ゲー好きの設定が全てを無理矢理な感じにしている。

『ビビドレ 5』
「五話から本気出す」と風の噂で聞いたが噂だったようで。
監督「エロ描きたい」
脚本「俺の考えるイカしたシーン書きたい。全体の整合性捨てて」
3DCG班「出番ないし、ガルパンの戦車モデル作りに戻る!!」
声優陣「頑張る!超頑張る!!」
と見事に方向性が飛散して空中分解寸前である。
OTONAつれて来い。


映画

アウトロー
予告観たら、いかにもハードボイルドはトムクルーズが個人捜査で敵を追い詰めていく探偵の話かと思ったら、予告で「証拠は信じない」とか言っているが、ちゃんと証拠集めしていて真面目な軍人さんだった。
面白かったけど、主演がトムクルーズじゃなかったらB級扱いされそうなくらい地味な映画。

『伝染歌』
三回くらいTVやネットの放送で観ているが、毎回内容忘れて見ながら「あーナウシカだった」と思い出して終わる映画。
お金を出した製作陣は「AKBで映画を作ればファンが見に来る」事を狙っているのに。監督が「AKBなんてアイドル映画誰が撮るか。俺はこの映画に911自爆テロから蠢く人の尊厳という高尚なテーマを入れ込むぜ」と芸能と芸術がぶつかり稽古して土俵で溶け合ったような映画。つまりは酷い。

『ラストアクションヒーロー』
昔TVで放送しているものを見たと思うが、記憶が薄れていたので再度視聴。
メタ展開のオンパレードと「画面から俺の嫁が出てこない」問題を日本はAIが止まらないで表現した事に対してハリウッドが本気で表現していて驚いた。後半の映画のキャラが現実に出てきて現実に絶望する姿は凄すぎ。

*1:矢澤ニコ

*2:アニメ版アイドルマスターの略

*3:最初聞いたときに頭の中が「あーりんだよ」にまみれたが…。