こんな時こそ居て欲しいのが「女神」だ

二日前にジム・キャリー演じる『マン・オン・ザ・ムーン』を観ていた時のことです。
この映画はアメリカの伝説的コメディアン『アンディ・カウフマン』の伝記的映画で、ジム・キャリーがそのアンディ・カウフマンを演じている。
そのカウフマンというのが凄い適当な人間で自分が面白いと感じるネタを演じつつ続けて、客や共演者を野次ってはカメラの前で大喧嘩を繰り広げ観ている人間を笑わす困った人間である。
そんな困った芸人の半生を描いた映画なので最初から変わった演出で始まる。カウフマンを演じるジムキャリーが現われてこう言う。
「この映画はつまらないので、つまらない部分をカットした結果凄く短い映画になりました。これで終わりです」
そしてスタッフロールが流れる。
開始5分で終わりである。
下から上に流れるスタッフロールの途中で横からカウフマンが現れて「嘘ウソ」と本編が始まるのだが。
最後の本当のスタッフロールも途中でカウフマンが顔を出す。
ジムキャリーお得意のふざけた顔でカウフマンが横からにゅっと顔を出した時だ。
再生していたPS3から「ピキッ」と何かが割れた音がして電源が落ちた。
PS3を再起動させようと本体に歩み寄るとPS3の電源ボタンは今まで見た事の無い黄色い光を放っていた。
電源ボタンを押したが起動しない。
主電源を入れなおしてからボタンを押すが起動しない。
故障かとネットで「PS3 黄色い 動かない」と調べると答えは出た。
俺のPS3が死亡したのだ…。
それはプレイステーションVITAが1万円値下げした翌日の事であり、PS4が発表された二日前の事であった。
脳内に駆け巡った会話はこうだった。

PSVITA「今日からPSP兄さんのように値下げしてイチから頑張るよ僕!!」
PS4「ここだけの話だけど、明後日の発表会で俺、デビューするんだ……。親父今までお疲れさま」
PS3「我が一生に悔い無し……(グフッ)」

そんな山田洋次監督の描くようなホームドラマに涙は出ず、俺はそのPS3の重量感にゲロが出そうになった。
PS3を墓石と批判する人間がいる事を知っていたが。
ブルーレイを再生する事無くDVDを再生する事無く、PSストアに繋がる事無く、もはやうんともすんとも言わないPS3は正しくペット用に作られた小規模な墓石だった。
モノは試しと、縦置きにして祈ってみたが、PS3に内蔵されていた魂はすでにあの世に行ってしまったようで再起動は不可能だった。
起動していた時はその大きさは頼もしさの象徴でありブルーレイとDVDの再生に大きな貢献を示してくれたPS3だが、動かなくなればただの鉄くずでありその巨大さは非常に邪魔に思えてきた。それは新婚の時は気立ての良い美しい妻が年を重ねるに連れてオバタリアンへと変貌していった旦那と同じ気持ちであった。いや、妻は年を取ろうとも家事や育児をこなしてくれるが、壊れたPS3は何もしてくれないのだ。その重さで漬物石の役目を担ってくれるぐらいだろう。漬物石は路傍の石で十分であり俺は漬物が嫌いだ。
壊れたPS3を箱に仕舞うとハードオフへと足を向けた。
そうだ、こんな鉄くずを後生大事に所持し続けることは無いのだ。
店員に鈍器の査定を頼むと俺は店内にて暫し今後と思い出を考えた。
DVD再生は箱○が引き継いでくれる。ブルーレイ再生はHDDレコーダーが担ってくれる。
PS3ソフトはイマビキ草だけだった。後はPS2のゲームを少々…。
思った以上に繋がりの薄い関係だった。
ギャルゲでいえばファンディスクで攻略対象に開放されるチョい役みたいな関係だった。
査定の終わった店員に呼ばれて査定価格を聞くと「動かないので500円ですね」と軽い口調で言われたが、その発言は俺とPS3の関係を表す価格としては的確であった。


そして今日の朝8時に発表があったPS4
PS3への下位互換があれば嬉しいものだったが。
高性能をうたい文句しただけのPS4は、現代のゲーム業界の不調に対する特効薬を持っているようには思えなかった。
これだから今の若者は!?

テレビ

ラブライブ 7』
副会長がセクハラキャラとは!?
会長の拒絶理由は大体分かったけど、理事長の会長に対する態度はどうゆう意味なんだろう…。
テストというお決まりのギャグ展開と会長パートのシリアスさの比重は良かった。

『ビビドレ 6』
苦笑。

マジンカイザーSKL
バンチャでスパロボUX参戦作品のアニメが無料配信を始めたので、
手始めにマジンカイザーSKLを見た。
永井豪作品総じて言えることだが、主人公の熱さ(燃えるような熱血というよりも黒炎)を観るたびに、如何なるピンチも「永井豪作品なら、永井豪作品なら地球が割れても、世界が崩壊しても、永井豪作品ならどうにかしてくれる」という安心感が湧きアンパンマン水戸黄門のような勧善懲悪モノとして見れた。
子供は見れないけど。
後、監督のガン=カタ好きは異常。


仮面ライダーカブト 1』
天道総司とカッコよさとひよりの可愛らしさ。
コメントにもあったが、この当時は一般人が死んでいた。
その恐怖感が今のライダーには無くなったよね、確かに。

キョウリュウジャー 1』
千葉繁の声って最近枯れているよね」と言われたが、たぶんこの番組のせい。
第一話だからだいぶチカラを押さえて叫んでいるけど最終回にはたぶん北斗みたいになる。

ゲーム

JOJOのPVが第四弾できたよ』

8月発売なのに2月で第四弾PVとなると発売時には第8弾くらいになりそうだ。
DIOと仗助が出る時点で吉良吉影も出るとは思っていたが、第8部の定助まで出るとは思っていなかった。第8部なんてストーリーがあまり進んでいないから次回作くらいに参戦かと思ったのに。(主要なスタンド使いなんてまだ主人公くらいだし)
DIO吉良吉影の参戦によって、各部のボスの参戦が見えてきた今。
舞城JOJOを読んだ人間なら、吉良VSディアボロをやって時を削る→時を巻き戻すを繰り返して過去にいけるか実験が出来ますね。
俺は乙一JOJOのTHEbook使いまで使えたら、CC2の気持ち悪さに歓喜する。
探偵ジョージ・ジョースターはどうでもいいからジョージ・ジョースター(本物)
は何かしら登場して欲しいよね。ジョースター家がこれほど揃うなら。

ドラクエ7(3DS)』
50時間を越えたがまだクリアできない。
レベル上げなどの作業時間はほぼ無いのに50時間越えてもクリアできないんだぞ…。
終わりが無いのか。

映画

『ATM』
密室スリラー。
深夜のATMに閉じ込められた男女三人と外で待つ殺人鬼の戦い。
閉じ込められたと書いたが、扉の鍵は開いているので殺人鬼が扉の前から離れていたらいつでも逃げれる状況なので緊迫感が薄かった。
オチも考えオチみたいな感じでスッキリしない。
制作費の安い映画なのにグロが無い事は良い。

『マン・オン・ザ・ムーン』
アンディ・カウフマンのことが未だに大嫌いな共演者もいるくらい好き嫌いが別れる。というのは映画観ていてなんとなく分かる。虚実入り乱れた破天荒すぎるカウフマンの姿はTVとは完璧なる虚構と思っている人や私はどんな時も私と思っている人にはきついだろうね。
それでも最後のみんなで歌を歌うシーンは良かったぜ。