認知のブレだよ。

気付けば4月だった。(向井秀徳風に)


TV

ガルパン 11&12』
三ヶ月待った甲斐があったってもんだよ。
素晴らしい最終回だった。
内容に関しては何も言う事がない。
鈴木さんがノリノリで次の企画も考えているらしいから続編が楽しみで仕方ない。

『ビビドレ 12』
臭いものには蓋をしろ。とは言いますが。
このアニメの存在理由って一体なんだったんでしょうね。
作画スタッフと声優が不憫で仕方なかったよ…。
無茶苦茶な設定・冷静に考えるとオカシイ設定なんてどんなアニメにもあるんですけど。そうゆうストーリーを進行する上での謎設定を大概のアニメは後で補足したり、勢いでごまかしたりするんですが。このアニメってその場で思いついたような設定を急に入れて違和感をシナリオに残したまま話を進めるから視聴者が頭に疑問符を浮かべたまま置いてけぼりになっちゃうんだよね。最後のメビウスの輪だよ!あのデウス・エクス・マキナ!!
後は、シリーズ構成が無茶苦茶。5話までキャラ紹介回だったのは納得できるが、12話しかないのに6話でギャグ回を入れるなよ。その後もわかば×ひまわり回や勉強回をまるまる一話使うなよ。6話以降は極論を言うとあかねとれいの友好をテーマに10話までやった方が11話と12話の意味合いが変わったと思う。
この三ヶ月で俺はスト魔女3期に大きな不安しか残らなかった。ぶっちゃけ、2期のシナリオも酷いのが多くて、それを脚本家浦畑さんの所業だと思っていたが犯人は違う所にいた気がする。
高級食材を猿に調理させたようなアニメでした。

断線して。
2011年にまどマギが放送されてから、魔法少女モノはある種の転換期を迎えたのだと思う。それは、
そのまま行くか(正統派)
反逆するか(まどマギへのアンサー)
追従するか(パクル)
の三つを選ばざるを得ない状況になったのだと思う。
スマプリはたまにソコに溺れるような部分があったがプリキュアとしての伝統芸能を守っていき、7月に2期が始まるシンフォギアは、まどマギの最終回に対してアンサーを唱えていた。そしてビビドレはどうなるのかと思い観ていたら、薄っすらと表面をパクルという最低の回答であったように思える。そもそもこのアニメは視聴者に伝えたいテーマが皆無なので私自身も、「あのアニメはナニガしたかったんだよ」と未だに頭を抱えている。製作サイドは「友情」をテーマに作っていると思えるが、そのシナリオでは100%「友情」が表現されていないので本当に意味が分からない。

閃乱カグラ 12』
王道展開過ぎたけど、問題に対する苦悩が一切ないので爽快感のあるシナリオだった。
原作ゲームのシステムやお約束を踏襲しつつアニメオリジナルの設定を無理矢理入れるでもなくアニメとしてオリジナリティ溢れる展開だった事が凄いよね。
これは良いシナリオ。金が掛かってなくてそこそこの評価が得られるコストパフォーマンスの良い脚本家さんがいた。

『はがないNEXT 12』
理科無双。後半から「理科がヒロインでいいじゃね? または星奈」と思っていたら、最終話は理科が全てを持っていった。しかし、理科が不甲斐ない主人公を諭すシーンを観ていると、理科のポジションが親友に確定され「お前って本当にいい奴だよな。俺もお前みたいな彼女が欲しいわ」的な言葉が飛ぶ。いい人ポジションに座らされている気が…。
海外ドラマみたいな続きのある終わり方なのは三期が内定しているのか。

『兵部京介 12』
絶チル外伝として、たぶんアニメの小学生編と中学生編の橋渡しを担う為に作られたこのアニメ。
兵部のダークヒーローさや超能力者の仲間、裏社会で蠢く人間、超能力者VS政府。と和製XMENみたいなノリで総括すると面白かった。
終盤に息切れして酷い回があったが中盤の日本軍にいた時の兵部回などはシナリオ・作画共に素晴らしい回もあった。

キルミーベイベー 全話』
一挙放送していたので観てみた。
キルミーベイベーといえばDVDが驚くほど売れなかったが、その不可思議なOPとEDが流行り、某匿名掲示板では大ヒットアニメとして扱われている。キルミーの面白さについて尋ねるとチャーリーブラウンが教えてくれる。
それほどの大人気アニメなら是が非でも観てみようと一挙放送の30分前にパソコンの前に鎮座し、周囲に飲食物と空きのペットボトルを配置し一歩も動かずとも全てを成し得られるような状況を作り出した。
あらすじは殺し屋のソーニャと打たれ強いやすなの二人が夫婦漫才のようなノリでギャグを披露するよくあるギャグアニメであり、ギャグのジャンルがシュール系だったので最初はそのノリについていけず「何が面白いんだ。1時間は観ていると思ったら10分しか経ってないってどうゆうことだよ」と不満も口にしたが。最終回になってみれば、私の口は自然に「どしたのわさわさ」と呟き、EDになれば6畳の狭い自室で深夜の1時にキルミーダンスを披露するまでとなっていた。最初は苦痛、ギャグの質に身体を合わせれば快楽。
全話を観ると、「これは確実に売れない。そもそもアニメ化すべき作品だったのか?新人の研修用か?」と苦言を述べてしまうアニメだったが、製作サイドは映像化に対して一点の緩みを見せていない至上の出来であり、悪いアニメだったのではなく悪い時代だったのだろう。
チャーリーブラウンも「ゲームに勝たなくったって幸せな選手がいるんだ」とスヌーピーで言っていた。売り上げの枚数だけが名作の基準などという拝金主義は捨てようじゃないか。
あぁ、キルミーは一度観れば十分なのでDVDの購入はちょっと…。

ラブライブ 12』
さーて、非難轟々だった12話の感想だよ!
11話でステージに倒れたほのかが目覚めると、「お前が倒れたから理事長に怒られた。ラブライブの出場取りやめるね」「廃校は大丈夫になった」「ことり、留学するってよ」「にこ先輩が一番アイドルしている」という摩訶不思議な世界だった。
文化祭で生徒が倒れれば、父兄や来場した客の目があるから「そうゆう危ない事をやるならラブライブ辞退してね」という理事長の意見は分かるが、「ラブライブの出場はダメだけど、アイドル研究部としてライブはOK」って意味が分からなかった。
「廃校問題解決」は、目的ゆえの手段としてアイドルを目指すのか、手段ではなく自主的にアイドルを目指すのか主人公に問いかける手法だから納得。
「ことりの留学問題」も、ほのかのシャカリキっぷりに水を差してはいけないと躊躇していたら事態が悪化したモノだし、ことり自身黙ってメイド喫茶でバイトしていた前例があるから行動発言出来ないというキャラなのは分かっているから納得。
「にこ先輩覚醒」は、ミューズ(石鹸)の中で一人、最初からアイドルに成る事を何かを成すための手段ではなく目標としてきた人物なので、まぁそうなるわな。(そりゃ、ももクロメジャーデビューしてこれから頑張ろうって時に「ももクロやめます」ってあかりんが言えば、「ふざけんなよ」ってかなこは言うよな)
非難が出たのは、これらの問題を一話で全部連続して表面化させた事だと思う。1クールしかない事は分かっているけど、ほのかの風邪で無理して歌の途中に倒れたペナルティに対してこの問題の数は多すぎる。追い込みを掛けすぎてみている人間がハッピーエンドへの希望を持てない。
12話の内容は2話分使ってじっくりほのかに伝え他のメンバーの反応を紹介していった方が良かったと思う。まぁ話数は決まっているし、あの天真爛漫なほのかを追い込むにはこれくらいやらないといけないって製作サイドの目論見は分かるが、キャラの正しい動かし方よりも視聴者サイドの気持ちを汲んで欲しかった。

『幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー』
栗山千明嬢が世界のホラーを紹介してくれると聞いて駆け込んで観た。
前半は「宇宙人に誘拐された」という体験談を持つ奴はみんなXファイル系の知識を持っているので夢と現実が混ざっている。退行催眠では妄想や夢を記憶だと思って呼び出してしまう事がある。と「宇宙人なんていない」と教えてくれた。栗山千明嬢が言うならソレが真実。千明嬢が「カラスってみんな白いよね」と言えば「中ニ病乙」と思いながらも世界中のカラスに白いペンキを塗る仕事を始める。世界の前に千明嬢ありき。
後半はドラキュラの正体についての考察VTRが流され、ナレーションがどっかで聞いた事がある声だと思っていたら中田譲治さんだった。アーカードにドラキュラの紹介PVを喋らせるNHKすげぇ。

映画

クラウドアトラス』
6人の人生を代わるがわるTVのザッピングみたいに上映されいくのは疲れる。せめて、どれか一つの人生を主軸に捉えて、そこからいろいろな人生に派生していけばいいのに…。
最近観た輪廻映画。ファウンデンはそうゆう気遣いが出来ていて、世界の切り替えが少なかくて良かったよ。水上先生のスピリチュアル・サークルも現代を他の世界との橋渡しとして作られてて良かった。後6人の人生が全部必要だったか?船乗りとホモの話は一つにして、老人と記者も同じ世界に落とし込めよ。

二十日鼠と人間
まぁ、仕方ないよね…。

サトラレ
サトラレの設定の美味しさに涎を垂らす事は多いが、サトラレのラストに記憶がなく。
DVDを借りてチェックしたら、感動ENDだった。
人情感動ENDは記憶に残さないので忘れていて正解でした。
サトラレは最後までドタバタコメディーの方が面白かったと思うぜ。鈴木京香は当時でもきつかろう…サトラレ2013があるならゴーリキさんにすればいい。