困りはしませんが不便はあります

パソコンが先日、うんともすんとも言わなくなって熱暴走のすえに死んだ。
仕方ないのでパソコンを仕舞い部屋を片付け、使いかけのレポート用紙に見たドラマやアニメの感想を黙々と書いていた。
俺は元気です。

TV

『マジェプリ 19』
いつかはくるだろうと思っていたが、ここまでアットホームに丁寧に作り上げてきた人間関係を見せ付けられたゆえの、この展開は正直言葉にならなかった。
近年のアニメはどれだけ衝撃的に登場キャラを殺すかという不毛な争いをしていたが、このように登場人物同士の信頼性や友情の構築を行ってきたうえでの登場キャラの退場は心にくるものがあった。

『まぼろ 7』
日常回だった。
緑が少しずつ病んできたので、緑髪キャラの不遇なストーリーに向かっている。

『ステラ 7』
トゥーハンドが事故って、ゆらがやる気満々になった回。
次回の24時間耐久サバゲの出場チームに海軍とかいたんだけど、洋画全体の印象からすると奴らが勝つ未来しか見えない。(たぶん、序盤から他のチームに囲まれて終わるか、当て馬になるのだろうけど)
7話まで来たけど、メガネとか金髪デコッパチとかチビスナイパーの紹介回とか無くていいのだろうか…。


ガッチャマンクラウズ 7』

るいるい「世界にヒーローなんて個人はいらないんだ。そうゆう奴らがいると世間はそうゆう奴らに頼って進化しない。だから、ガッチャマンやめてよ!」
はじめ「嫌ッス!」

俺「お前ら、そうゆう話って物語の終盤じゃねーのかよ!」
と突っ込みを入れる回。
そもそも、このアニメって最初からはじめの「戦うよりも対話しようよ」とか「ガッチャマンって世間に隠れて行動するよりも正体を明かしてみんなの希望になろう」とか。ヒーローモノの終盤でたどり着く答えを即座に出していくはじめのポテンシャルの高さに驚く事ばかり。
シンフォギアGの展開の速さにも驚かされるけど、ガッチャマンクラウズはその二倍は加速している。最後には何処にたどり着くんだよ!!

牙狼〜闇を照らす者〜 20』
やっぱりあの少女はオカンだった。
オカンがさらっと撫でるだけで流牙の失明を治した時、
「なんだよ!そんなに簡単に治すのかよ」とちょっと失望したが、その後にオカンが失明して、治したのではなく自らの視力を流牙に与えたのだと気付いて、「わぉ」と来てたら、導師の「傷ついたガロを修復するのが彼女の役目だ」で、うわっと涙が出た。
誰かタケルの腕も治してあげろよ!

スレイヤーズ一挙』
トライまで一挙放送をしていたので観た。
ラスボスが「この不毛な神と悪魔の戦いとか、世界の悲劇とか、もうコリゴリなんだよ!きっとこれは世界設定した誰かが悪いんだ!もう世界を一端リセットして俺が作り直す」とか言い出して、凄いメタメタな話だと思った。中盤まではギャグ回ばかりなのに後半につれて話が重くなり、最後はギガスレイブではない。神魔魔法というのは凄い。

ひぐらしの一挙』
魅音よりも詩音派です!
久々に観たけど1期の作画の壊れっぷりが凄い。1期はホラーアニメだから、それがいい感じにオカルトじみていて味になっていた。
2期はアレだよね。何度みても羽入が転校してくる流れに、「お、おう…」って気持ちになる。
「悩んだら誰かに話そう」とか「困ったらみんなで解決だ」とか。児童本なみにいい事を言っているのにそうゆう素晴らしい教訓全てを「おめぇ、……戦略、戦術、…そして戦闘、…」によって脳に上書きされるのが辛い。
ひぐらしの新作がパチンコ景品だと知って辛い。

『最近のウルトラマンギンガ』
ディケイドみたいなお祭り企画だと思ったのに、蓋を開けてみたら円谷スタッフが過去を懐かしがってソフビで遊ぶだけのドラマだった。
最近のテーマが「将来の夢」という希望に満ちたテーマなのに、「あーだったら良かったのに」とありえない未来を思い描くスタッフの戯言っぽい。

映画

自虐の詩
幸江と熊本さんの過去に泣ける。
この映画のラストに不満を持つ人間は、今が十分幸せな人間で、満足できる人間は過去を見つめながらも今が十分幸せな人間なんだ。

『市原さんがチャリンコに乗って警官を煽る映画』
この映画が上映された当時、「警察官と言えども学生を山に置き去りにするのはどうかと思う」と批判をされていた事を思い出す。
そんで映画を始めてみた俺の感想は、この映画ってそうゆう下らない事を考える映画じゃなくて、ただ単に「市原さんのカッコよさと万能さと青臭さ」を酔ったり惚れたりする映画だと思うよ。
「市原さんマジカッケー」が正解。