戦姫絶唱シンフォギアG 第七話「君でいられなくなるキミへ」

戦姫絶唱シンフォギアG エンディング曲 高垣彩陽Next Destination』発売中!!
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この曲には、アニメジャケット版も存在するのでCDがオススメ!!
(いつも通り、itunesで250円で買えますけどね)

一期の7話ってどんな話だったかおさらいしてみよう!
クリスちゃんのイチイバルverのお披露目。
盾か?→剣だ!(名コンボ誕生)
フィーネが黄金聖闘士みたいになってるよ!!
響と未来さんの破局
など、があった回である。
注目すべき点は、それまでツンを貫き通してきた翼が響とクリスの戦いに加勢し流れるような太刀筋によって先輩装者としての格を魅せた戦闘シーンであろう。

それでは、シンフォギアG7話の感想に移る。
冒頭は、前回のラスト。ウェル博士の持つ聖遺物の回収に動き出したアメリカ政府の使者をウェル博士がノイズを用いて撃退するシーンに偶然立ち会ってしまった響と未来達。響の登場に驚くウェル博士の放つノイズに反撃に打って出る響。
そして、OP。
ノイズの発生を認知して動き出す2課。司令は翼とクリスを現場に急行させるように命令を送る。そこに新たなる通電が、ノイズ発生地点から新たな高質量のエネルギーが検知される。コンピューターが判断した結果導き出されるエネルギー源は・・・。
司令「ガン、……グニール…だと…」(ブリーチっぽい)
(しかし、Gになってから司令は「だと…」しか言ってない。海外勢から「DATO」とあだ名を付けられるくらい「だと・・・」しか言ってない)

響「この拳も、この命もシンフォギアだ!!」
体との融合深度を増した胸に埋まるガングニールの欠片は光を輝かせ、響に強大なチカラを促し始まる。
そのチカラは、触れた落ち葉を燃やすほど熱く滾り、他者でさえ認識できるほであった。(強いっていうか暴走寸前って感じだよ・・・)
響の人ならざる者その姿にさすがのウェル博士も驚きたじろぐ。
ウェル「いつも、いつも、都合のいい所でこっちの都合をひっちゃかめっちゃかにしてくれる、お前は!!!!」(特撮の悪の組織が主人公に向けて言いたい言葉の総意だよな・・・。)
響の姿に気負いしないために怒声を上げ、ノイズを乱立させるウェル博士。
彼女の2期での主題歌である「正義を信じて、握り締めて」の2番を歌いながらノイズをなぎ払うって行く響。それに張り合うようにノイズを生み出すウェル博士。(「正義を信じて、握り締めて」の略称が「正信(まさのぶ)」ってどうかと思うよ。それ以外思いつかないけど)
響の戦う姿にどこか浮かない顔をする未来さん。
響の拳がウェル博士を捉えたその瞬間、二人の間に黒い影が入り込み響の拳を止める!
響「盾?」
調「なんと、鋸」
(「盾?」「剣だ!」コンボをここでセルフオマージュ。1期ではクリスと翼のやり取りだったが、2期では響と調のやり取りで表現するとはなんとも憎い演出。)
調と切歌の登場によって、BGMが「正義を信じて、握り締めて」から「鏖鋸・シュルシャガナ」に変わる。
調「この身を鎧うシュルシャガナはおっかない見た目よりずっと汎用性に富んでる。防御性能だって不足なし」
(鋸の側面って防御性に富んでいるようには思えないけど…きっと凄く硬いのだろう。でも、回転している鋸って凄く危ないよね。田舎じゃ雑草刈っていたら石に鋸がバウンドして足を切り落とす事件がある。そのせいか最近だと円鋸じゃなくて紐みたいな奴が回転するタイプもある。)
ナスターシャ「桜井理論に基づく異端技術は、特異災害物2課の占有技術ではありません」
フィーネの息のかかっていたF.I.Sだから、2課と同じ技術が提供されていた。ゆえにノイズ発生を検知することはF.I.Sでも出来るということだろう。
ヘリで現場に向かうナスターシャとマリア。(1話で世界的な歌姫でありテロリストを公言したマリアさんも7話ではヘリの運転手ですよ。落ちぶれたもんだぜ…。ヘリの運転手といえば南光太郎ですよ!RXの)
調「ドクターを回収しての離脱…・・・」切歌「あいつ相手に言うほど簡単じゃないデスよ」(ウェル博士いないとナスターシャの健康管理できないからね…)
拳と鋸の鍔迫り合いは、響が引きこう着状態が解かれる。
一息ついた響にシンフォギアの侵食が襲う。胸を押さえうずくまる。
そこを機とウェル博士は助けに来た調と切歌にリンカーを注射するのだった。(このシーンでちょっとエロスを感じた俺は死んでいい)
切歌「なにしやがるデスか!?」
調「リンカー?」
切歌「効果時間にはまだ余裕があるデス!」
(うわぁー、調も切歌もリンカー使用者だったよ。マリアもリンカー使用者だし、奏さんもリンカー使用者。響は融合者で。正規の適合者って翼とクリスしかいない。2期になっても適合者が二人だけってどんだけ適合者が少ないアニメなんだ・・・。)
リンカーの多重使用によって絶唱の負荷を抑えられると踏んだウェル博士は、調と切歌に絶唱二重奏を奏でさせ響の殲滅を提案する。
(ここでの杉田の怪演は90年代ドラマで魅せた佐野史郎の演技を彷彿させる狂人っぷりである)
自分の必要性を説き、調と切歌をねじ伏せるウェル博士。
根負けした二人は絶唱を口にする。
その歌声は、響の中であのライブ会場で灰と化した奏の死に様を呼び起こす事となった。
響「駄目だよ。リンカー頼りの絶唱は装者の命をボロボロにしてしまうんだ!」
絶唱によってギアから溢れる膨大なエネルギーは彼女らの武器を変形させていく。
調「シュルシャガナの絶唱は無限軌道から繰り出される果てしなき斬撃。これで膾に刻めなくとも動きさえ封殺できれば!」
切歌「続き、刃の一閃で対象の魂を両断するのがイガリマの絶唱。そこに物質的な防御手段などあり得ない!まさに絶対に絶体DEATH!!」」
(説明乙。としか言えないが、「果てしなき斬撃」「魂を両断する」と元ネタ通りの危ない技である。クリスちゃんの絶唱もカ・ディンギル対象だったからアレだったけど、実際は町くらいは焼け野原に出来るのだろう。)
二人の絶唱に対して、響も絶唱を奏でる。
彼女の歌声に、調と切歌のエネルギーは低下を見せ、絶唱前の姿に戻ってしまう。
切歌「こいつがエネルギーを奪い取っているのデスか?」
響「セット!ハーモニクス!!」
(2話でやったS2CAを手を繋がずに歌を合わさずに行う響。ガングニールとの融合が進んだ結果に出来た暴挙であろう)
莫大なエネルギーに身を焦がす響。苦悶の顔で束ねたエネルギーを上空へと打ち放つ。
廃墟の町に突如上がる二次色の竜巻に未来は響を案じ彼女の元へと走るのだった。

ここまでAパート

響が打ち出した虹色の竜巻は、未来だけはなくクリスや翼をも急かすモノとなった。急行する翼とクリス。
二人の接近にナスターシャはその場からの撤退を調と切歌に告げる。三人を収容したヘリはまた虚空へと消えるのだった。
切歌「身体、思ったよりもなんともない。絶唱を口にしたのにデスか」
調「まさか、あいつに守られたの? なんで私たちを守るの?」
(響の生き残ってしまった懺悔は、全ての人間を救いたいという無謀な願いであり、贖罪なんだよね。)
響の下に駆け寄る未来。響に障ろうとするその腕をクリスが制止するのだった。
内包するエネルギーに燃え滾る身体は、周囲の空気を歪めるほどの熱量を発していた。
この熱をどうにかしなくては響の生命に係わる事態になる。
そこに颯爽と現れるSAKIMORI。バイクに乗ったまま変身するとバイクおも変形させ、響の頭上にあった貯水槽を切り裂くのだった。
(SAKIMORIライダー!!仮面ライダーカブトで2回くらいしか出番のなかったカブトのバイクそっくりすぎた。SAKIMORIライダーとSUMOUライダーは語感が似ている)
大量の水を被り蒸気を上げる響。湯気の後には変身を解き倒れる響がいた。
翼「私は、立花を守れなかったのか……」
(前回、「お前なんかいらない。足手まといだ」って突き飛ばして戦場から遠ざけようとしたら、アニメの時間としては数十分で戦場に立ってしまった響を守れなかったと悔やむのは、お門違いで。やはりフラグを長期保存出来ない金子らスタッフに問題の所在があると思うよ。)

山奥のヘリ。
ウェル博士の診断によって、一命を取り留めるナスターシャ。
ナスターシャ「私はこの優しい子達に一体何をさせようとしていたのか? 所詮、テロリストの真似事ではテロリストの真似事では迫り来る災厄に対して
 何も抗えないことにもっと早く気付くべきでした」
(すげぇ、今更感だよ。テロリストとして活動したのってあのライブ会場だけだったじゃん! マリアさんも調も切歌も戦闘向きの性格じゃないし、ウェル博士暴走しまくりだし。)

一方、2課の仮設本部である潜水艦では、響の手術が行われていた。
胸に埋まるガングニールの欠片は新たに鉱石を生み出し響とより強く融合していた。
手術の結果を祈る未来さんに響は無事だと伝える緒川だった。

またヘリ。
ウェル博士はフロンティアの起動に必要だった二つの聖遺物が揃った事を伝える。
フィーネが皆神山で強奪した神獣鏡にてフロンティアの封印を解き、ネフィリムの覚醒心臓にてフロンティアを起動する。
ナスターシャ「フロンティアの封印された場所も、先だって確認済み」
ウェル「そうですよ。すでにデタラメなパーティの開催準備は整っているのですよ」(マッドティーパーティ。4話の「白騎士」と不思議の国のアリスネタがたまに入る。この前ワイルドアームズ読み返したらジャバウォックも暴走すると高熱を帯びていたなぁ…。)
ウェル「後は、私達の奏でる狂騒曲にて全人類が踊り狂うだけ、ウヘハハハハハ!!」
(F.I.Sの問題点ってほとんどウェル博士なんじゃ…)

翌日、教室には響の姿はなかった。
主人のいない席を見て、昨日の会話を思い出す未来。
それは司令から通達された響の容態だった。
司令「胸に埋まった聖遺物の進行が響君の身体を蝕んでいる。これ以上の進行は彼女を彼女で失くしてしまうだろう……」
未来「響が戦わなければ、これ以上の進行はないのですね」
司令「響君にとって、親友の君こそが大切な日常。君のそばで穏やかな時間を過ごす事だけがガングニールの進行を抑制できると考えている」
未来「あたしが、響を…」
司令「響君を”守って”欲しい」
(ここでやっと1期の「守られているだけじゃやだ」といった未来さんが、響に対して出来る事を見つけるんだね)

一方、F.I.Sは。
調と切歌は買出しとして大型ドラッグストア「カワグチ」に行っていた。
(ストア名が「カワグチ」とあるが、たぶん元ネタは「カワチ」であろう。北関東民では御用達の大型ドラッグストアで医薬品から日用雑貨。菓子パンも売っている。駐車場が大型な店が多い。俺もよく利用する)
調の不調に気を遣う切歌は休憩を提案する。

マリア「これまでのことでよくわかった。決意の甘さ、覚悟の軽さを。その結末がもたらすモノが何なのかを…だからね、私は…」
何かを決意するマリア。その決意を言葉にする余裕なくナスターシャは否定する。

ビルの建設現場で二人座って菓子パンを食べる。
切歌「いやな事もあるけれど、こんなに自由があるなんて施設にいた時は想像できなかったデスよ」
調「そうだね」
切歌「フィーネの器が宿る身体として施設に閉じ込められていた私達。私達の代わりにフィーネの魂を背負うことになったマリア。自分が自分で無くなるなんて怖い事を結果的にマリアに押し付けてしまった私達」
倒れこむ調に驚く切歌。彼女の叫びに呼応するように突如崩壊する建設現場。二人の頭上には降り注ぐ鉄パイプの雨。

ナスターシャ「あなたにこれ以上新生フィーネを演じてもらう必要性はありません」
マリア「マム、何を言うの?!」
ナスターシャ「あなたはマリア・カデンツゥヴナ・イブ。フィーネの魂など宿していないただの優しい子なのですから。フィーネの魂はどの器にも宿らなかった。ただそれだけのこと……」
物陰にて二人の会話を立ち聞きするウェル博士。その不適な微笑みは何を思っていのか判らない。
(「マリアさん≠フィーネ」は序盤から噂されていたけど、まさか本当だったとは。確かにフィーネにしてはちゃんと服を着ているし、1話で響と再会した時にも何のリアクションも無い時点でおかしかったんだけど。フィーネの魂すら持っていないマリアさんって、本当にただのメンタルの弱いねーちゃんだよ!優れているところなんてアームドギアで槍作れるだけのねーちゃんだよ!)
(視聴者の驚きは続く)
鉄パイプの雨に曝された切歌と調。切歌が目を開けると自分の頭上を覆う紫色のバリアが広がっていた。
切歌「何がどうなっているですか!?」
(どうみてもアスガルズです。切歌がフィーネでした、本当にありがとうございます)
EDへ。


総括。

七話までくると中だるみするかなって思っていたけど。
ぜんぜんそんなことなかったね
フィーネがマリアじゃないことにも驚いたというか納得出来たけど。切歌がフィーネだとは思わなかったぜ。
今後、切歌は急成長して全裸になって、恋バナ100連発したり、響を盗撮して部屋中に写真貼り付けて悦に入ったりするのか…。こえーなー。
響の容態に関しては、左腕が簡単に治った辺りから「どうせ、響はなんだかんだで大丈夫なんでしょ!」と割り切っているので、今後響がどうなっても平然を保てる俺がいる。
未来さんが本当に少しずつ出番を増やし始めて、今回にて「響を守る」と目標まで持ったので今後の未来さんの動向に注目したい。人間関係は未来さんに掛かると大抵どうにかなるから。
後は調の不調が死亡フラグなのか。その場だけのモノだったのか。
切歌のフィーネ化。
フィーネというキャラクター性を失い、メンタルの弱いヘリのパイロットが出来る劣化奏さんみたいになってしまったマリアに注目だね。マリアファンは地味に多いから1話で魅せた高飛車キャラがもう一度くらいは見てみたいです。