グランド・イリュージョン

あらすじ:ダニエル・アトラスら4人の男女で構成されたマジシャンチーム“フォー・ホースメン”がラスベガスでショーを行うのと同時にパリの銀行から金を盗み出すという大技を行う。 FBI特別捜査官のディラン・ローズとインターポールが彼らの犯罪を阻止しようとするが、失敗して途方に暮れ、マジックの種明かしの名手サディアスに助けを求める。(wikipedia
↓予告編


感想:
予告編ではベガスからパリの銀行を襲ってお金を盗むイリュージョンを大々的に映していて、そこから物語が始まるのだと思っていたら、そのシーンに行くまでに20分くらい掛かり、その20分間何を上映していたのかと言えば主人公らホースメンの結成までの物語という序盤からツカミが悪い作品であった。(ビルにトランプを出すのは良かった)最初からベガスのイリュージョンを始めて、警察に捕まった所で回想を入れて「俺たちフォー・ホースメンの結成は・・・」とかやっていれば20分間にも暇は無かったと思う。その後は銭型警部みたいなデュラン・ローズとインターポールから派遣されてきたアルマ・ドレイとマジシャンのネタあかしで金を稼ぐサディアス・ブラッドリーとの攻防(攻防というよりもイリュージョンを見せられて、モーガンフリーマンがドヤ顔で解説を繰り返すって感じだったけど)
フォー・ホースメンの真の目的は何か?って感じに話が進むんだけど。
主人公ら4人のキャラクターの紹介が少ないので、彼らの魅力が観客に伝わりきる前に終わってしまった感が多い。
あと、クライム映画お決まりに警察の警備から捜査まで雑すぎる。
つまらない作品じゃないんだけど、凄く惜しい作品。マジックと犯罪って面白く出来る要素が揃っているのに主人公らの人間性が伝わってないのが残念。

余談。
催眠術がチート過ぎるので、そこを抑え目に。
なにが「屈強な警備員も催眠術に掛かればイチコロだ」だよ。そんなのずるいよ・・・。