元気のGはガッツのG

振り返れば10月だった。

アニメ(前期)

思っているよりもアカメが斬らない。いろいろな悪を主人公らが倒すファンタジー世界を舞台にした必殺仕事人みたいな話になるのかと思ったが、数話経つと巨悪である国王と目標に三歩前進しては(仲間がやられて)二歩下がるを繰り返す展開。思うに主人公ら反政府組織ナイトレイドと、帝国女将軍エスデスとその親衛隊の日常を交互に対等に描き出すことによって各々の正義のあり方を表現して、勧善懲悪という一方通行の流れを拒否しているのだと思われるが。話の展開スピードが遅く実にじれったい。まぁ、タイトル通りに「最終回はアカメが斬る」となっているのだろうから、すべてはそのシーンまでのお膳立てなのだろう。

  • 『さばげぶ』

「なかよしにて連載されているサバゲー漫画」という看板が最初に掲げられ、多くの人間が「なかよしって事は女向けかよ」とか「サバゲー漫画・・・・・・うぽ・・・C3・・・うぅ」と悶絶を上げたりしていたが、実際に放送が始まってみると斜に構えていた人や過去のトラウマに怯え銃身を口にくわえていた人達が「これでいいんだよ、これで」と大満足していた。アニメが始まる前に単行本1巻だけ読んで視聴に備えたが、単行本ではイジメに怯える少し内気な主人公だったがアニメではその描写が一切存在せず最初から人の皮を被った悪魔であった。また単行本では女性読者へのサービスか女性誌でのお決まりなのかイケメンが現れたがアニメでは「男は面白い奴しか存在してはいけない、ゆえに百合の世界」と改変していることも「メディアの違いを理解せよ!」という角川の某生徒会からの提言が生かされていた。

偉い人が「最近の視聴者は最初の三話でそのアニメの良し悪しを決める。ゆえに三話までにどれだけ視聴者に作品の魅力を伝えるかが大事なんだ」と申してまして。その意見に賛同した人が多いようで、出来るだけ序盤はド派手に、某匿名掲示板でスレッドが経つように、まとめブログに持ち上げてもらえるように努力する姿がみれるんですけど。そうゆう傾向に走る作品って往々にして頭をでっかくしたせいか尻つぼみな終わり方を迎えることが多く。この作品もその例に漏れずに、第一話で主人公らが都庁を爆破して911ぽい演出で描いた1話だけが面白く回を重ねるごとに魅力が低下していくアニメであった。中盤のナゾナゾ合戦までは見れたが、ハイヴの出番が長すぎた。無能力のヒロインが単なる場をかき乱すだけの存在だとは・・・。

  • 『人生』

序盤は赤松がみなみけの冬樹に見えて「こいつ居なくても、ハルヒみたいな声を出す前田玲奈が司会をすればいいじゃん」と不満を持っていたが、時が経つことに、「お前と理系にフラグが立っているなら、俺は体育系を貰う!美術系でも可!!巨乳を強調する同年代の設定のはずなのにお姉さんポジションになる奴は、アニメにおいて外れくじを引きやすいから気をつけろ文系」と赤松の理系の関係を微笑む俺がいた。めっちゃ仕切っていた。それでも仕切りきれて居なかった。中身の声優さんがイケメンすぎて右手が炭化した。EDの不安定さがかなり好き。聴くドラック。

  • 『スペースダンディ』

スタッフがアニメでやりたいことを好き勝手にやれるアニメ業界のチャンピオンRED
序盤こそ、そのハイペースなノリに多くの人間が戸惑と苦笑を交えたが、いざその波の乗り方さえ学んでしまえば爆破オチだろうか死亡オチだろうが、次回予告で何事も無かったようにしれっと登場するダンディに安心を覚える始末。最終回にいたっては、今までの超常現象が起きる原因をうまく昇華したようなしていないような壮大で安直な終わり方。世界はダンディと共にあったのだ。面白かったけど、深夜アニメ特有の円盤商法では儲からないでしょコレ。みゃうの実家に行く話とダンス星人や転校生の踊る回が好き。QTの声がいいよね(最近9nine聴いてます)

何故作り直して劣化した・・・。

毎週見ていたけど、記憶が欠落していてこのアニメについて何も覚えていません。
ベジータの物まねをする人とイジリー岡田みたいな人の声を聴いた記憶がかすかに・・・処女厨・・・大勝利・・。

  • 『幕末ROCK』

日本を泰平化(ゾンビ化)させようとする江戸幕府にROCKで立ち向かう坂本龍馬新撰組を描いたよく分からないアニメ。音楽に偏って下ネタを消した銀魂ともバンドを組んだ男だらけのシンフォギアとも、演奏すると衝撃波で敵が飛ぶこれは実質仮面ライダー響鬼だと言われていたが、結局はVITAで発売する続編のプロモーションアニメとしてしか理解出来なかった。演奏が極限に達すると服が脱げて最強になる音楽シーンもかなり面白かったが。音楽シーンに行くまでの展開も幕末時代を下地においておきながら、ピザ屋があったりロケットが飛んだり円盤商法をディスったりとやりたい放題で面白かった。絵が兎に角面白かった。面白い絵にかっこいい音楽が混ざり、かっこいい演奏シーンはCGというチカラ配分には驚嘆だぜ!

放送開始当時は「ごちうさ難民の避難所」と言われていたが、きんもざ2期が放送開始するまでごちうさ難民は冬眠に入ったので。このアニメに残ったのは原作漫画ファンか、脚本吉田のファンか、声優のファンか、
よさこいをテーマにした映画って何度も作られているよね」
「え、例えば?」
魔法遣いに大切なこと
「は?」
「あぁ・・実写の方」
「実写あったの??」
というよさこいファンだけだろう。
MADハウスファンはハンターハンター最終回を観て「よく頑張ったな。映画はアレだったけど、無事に最後まで放送出来てよかったよ。あとは冨樫の腰(なんらかのゲームの隠語)次第だな」ってそっちを褒めてくれ。
内容はどうだったかというよ。俺は大好きだった、よさこいアニメなのによさこいをちゃんと踊ったのが最終回というもったいぶった展開も悪くなかった。誰かが加入したり何かが好転するたびに問題が発生する展開が終盤ではちょっとお決まりの天丼ぽくなって面白かったぜ。
文句を言うなら、眼鏡の加入がくっそ遅かったので眼鏡をマークしていた俺の心が中盤では荒み切っていたことと、一回のコンテストに落選しただけでこの世の終わりみたいに絶望するバンドメンバー。

  • 『ろこどる』

普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。」という売れないラノベタイトルのテンプレみたいなラテ欄にあってもアニメとは思われない酷い名前だったが。内容は自体は実に面白かった。主に魚心くんと呼ばれるの奇妙なゆるきゃらが全体を通してうまく立ち回っていたような気がする。主人公と先輩ヒロインとの百合展開も序盤では面白かったが、中盤から加入した魚心くんの奇抜さとソイツを軸にゆるきゃらブームに乗っかってからの全国進出。大型ろこどる(中身、アイマスラブライブアイカツ声優)との勝ち目の無い戦いなどは見ごたえがあった。真面目。

  • 『P4GA』

新キャラであるマリーを軸に再構成されたペルソナ4。公式から今回の主人公はやりこみプレイをしたので最初からステータMAXです。と発言され、第一話から雑魚に暴虐の限りを尽くす主人公に視聴者はワクワクが止まらなかったが。その後の展開が、前作では25(+1)話あったが今回では12話になってしまったので駆け足気味で一年を消化しなくてはいかず、物語の本筋や各々のキャラの見せ場よりもマリーを軸に物語を作ってしまったが、マリーの魅力がイマイチで・・・。(P3でスタッフがアイギスを贔屓しすぎたせいでアイギスアンチが生まれた悲劇がP4でも起きるとは・・・)
そもそも、1クールのアニメ化するほどの内容があったのか。という重大な問題には顔を背ける所存。

55点。

弱虫ペダルの漫画家か書いたタルるートくんぽいアニメ。
主人公が本格的にドスケベなので、ラッキースケベなどという運否天賦まかせの戦法ではなく積極的にエロを狙って行動していく姿には感動を覚えたぜ。
なお猫好きは6話を観るな。

  • 『さすおに』

お兄様の素晴らしさを表現で切れず、意味不明な話が続く序盤と奇妙な俺の考えたスポーツ大会に憤りを感じたが、終盤のお兄様のチートというか、劇中でも言われていたけど神のような素晴らしさに、さすおに教に入信するしかなかった。何かあればザオリク使ってもらえるし。

実写(前期)

いろいろあったが終わって思ったことは、この脚本家の性悪説は半端無いってこと。

鋼牙さんもチートレベルの強さを見せていたが、その息子も親に似てチート過ぎた。終盤で心滅獣身・牙狼に変身して仲間の力で心滅を解いて貰うのかと思ったら自らのチカラで心滅を乗りこなして新たなるチカラ光覚獣身・牙狼にする辺りで「あーあの人の息子だ」と納得。
後番組であるアラサーちゃんでは性をテーマにしながら必死に乳首を隠して放送しているのに、どーんと乳首を出す牙狼スタッフ。もとい雨宮監督に脱帽。

第4部なのでゴローの一度に料理を頼む量に驚かないくらいの気構えが出来ていると思っていたが。それでもコイツどんだけ食うんだよ。と予想を上回る摂取量にそろそろゴローvs草薙剛の図がみえる。

金田一一といえばキンキの堂本(剛)という印象があったが、山田さんも悪くなかった。
同時期に剣持警部とDJサガラを演じるぐっさん。
最終回の後に劇場版の告知があるのだと思っていたら肩透かしを食らったのが残念である。

出演者全員のキャスティングが完璧で、モユルはモユルだったし庵野庵野だった。
岡田がデブでなかったのが、本物の圧力だと信じたい。
原作でもドラマでも庵野が作画を書く為の機械と化して牛乳とサッポロポテトバーベQ味だけを食べて作画を書く姿に回りから、「岡田さん気持ち悪いからどうにかして」という相談に岡田が「大丈夫や無いけど、大丈夫や」という話が好き。
山賀の「食いっぱぐれない」を聴くたびに、ジブリの鈴木の顔をしか浮かばない。たぶん意味は無いだろう。

  • 『HERO2期』

松たか子の代わりに北川景子に変わっていて、他の面子も微妙に変わっていた。
内容はほぼ同じ。
キムタクが前期と変わらないキムタクしていたけど、41歳は少しきついぜ。