フリンジ シーズン4

全体的なあらすじ:
マサチューセッツ州ボストンを拠点に国土安全保障省の下で活動するFBIのFringeチームを描く。(wikipediaより)
XファイルのみたいなTVドラマ。


感想(1から4までのネタバレ含む):
Xファイルで海外ドラマに入って、海外ドラマブーム(24やロスト)で海外ドラマの沼に足をずぶずぶと踏み入れていってわたしくしですが。
Xファイルと同じオカルトサイエンスモノのフリンジはシーズン1からずっと観ていました。


シーズン3の終盤でピーターが機械を使って二つの世界を繋ぎ合わせて消滅して終了。
何か大きなモノとの対決を予感させる終り方に。こりゃ次はどうなるんだ?映画化か??とワクワクしてシーズン4を借りましたら。
序盤の数話はピーター無しでピーターの穴をリンカーンが埋める(ポジション的に埋めていただけでピーターほど役立ってはいなかったが)方式で話が進み、中盤でピーター復活。ピーターは「自分は違う時間軸からきた」と結論付け。視聴者の「今の世界はピーターがいない世界に再構成された世界(元今までの世界)」は打ち砕かれました。まぁ、向こうのブロイルズが生きていましたピーターが正しいのかもしれませんが。
突如現われたピーターに困惑するウォルターを見て、最初は「急に死んだはずの息子が成長して現われれば」と思っていましたが、回を重ねるごとに「病気でピーターを失い、湖でまたピーターを失った過去を持つウォルターは三度ピーターを失う事に不安になっていたのかなぁ」と妙にシンミリ思ってしまいました。
そこらのピーターとウォルターの邂逅は凄く良かったですね。
良かった回。
フリンジチーム唯一の普通人のアストリッドが主人公の回『よりよい人間』も良かった。
痴呆症になってしまった妻を痴呆症が発動する前の状態に維持する為に時を巻き戻し続ける旦那さんの話『時間』
サイレントヒルみたいな世界観で田舎町に閉じ込まれてしまう『ウエストフィールド』
孤独を覚えて向こうの世界で居場所を探すリンカーンの『正しい場所』

個々の話は面白いモノが多いのに、メインシナリオが酷くボロボロで中盤で新型シェイプシプターが現われるのに後半では怪物に席を奪われて登場しなかったり、シリーズ終了4話前に未来の話を入れたり、思いついたように監視人が撃たれて伏線を回収したり、オリビアの能力が万能過ぎたりともうちょい計画性を持って話を描きなさいと言いたかったですね。シーズン3でピーターが二つの世界は協力しろと言ったのに、仲を深める展開多々あったものの協力という話までにはもっていけてなかったですね。


全シリーズと通して一番好きな回は『白いチューリップ』です。
シーズン2は『ガラスの心臓』『ホロコースト』『ピーター』も良い回が多かった。